「プランク」のマイクロ波画像では、天の川銀河の中心付近にある謎の「もや」も映し出されている(画像2枚目)。これは、超新星爆発で加速した電子が磁場中を通過した時に発する「シンクロトロン放射」と見られるが、スペクトル(光の成分)を見ると、銀河系内の他のシンクロトロン放射に比べ、高エネルギー側での放射の減少がゆるやかという特徴がある。この理由として、超新星爆発の発生率の高さや銀河風、暗黒物質粒子の消滅などの説があるが、はっきりしたことはわからない。
「プランク」によるこうした観測は、銀河内で起きている興味深い物理過程に新たな光を当ててくれる。「プランク」の主な観測目標は、ビッグバンの名残として全天に広がるわずかなマイクロ波(CMB:宇宙マイクロ波背景放射)だ。そのためには今回の画像に見られるような、天の川銀河という「手近な場所」由来の放射分を精密に把握し、観測される全ての光から差し引く必要がある(画像3枚目)。
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