星界の報告

星界の報告

「星界の報告(Siderevs Nvncivs)」はガリレオ・ガリレイが1610年に出版した著書。このサイトではガリレオの業績に敬意を表し,星・天文学に関する話題を紹介する。

今回アメリカなどの研究チームが、地球から数千光年かなた、天の川銀河を球状に囲むハロー部分にある、生まれてから120億経った3つの星の光の成分を調べた。テルル(原子番号52、Te)による紫外線の吸収線を見ることで、宇宙空間で初めてテルルの存在を確認した。どうやら、これらの星が形成された120億年前には既にテルルが作られていた可能性が高いようだ。
星の中での核融合では鉄やニッケルまでしか作られないが、テルルのようにさらに重たい元素は、非常に重い恒星の超新星爆発の際に起きるr過程(注)で合成される。同様に作られるストロンチウムやバリウムの含まれる比率も調べたところ、3つの星で全て同じであり、超新星爆発での元素合成の理論ともよく合うことがわかった。