「星界の報告(Siderevs Nvncivs)」はガリレオ・ガリレイが1610年に出版した著書。このサイトではガリレオの業績に敬意を表し,星・天文学に関する話題を紹介する。
今回Berta氏らは、GJ 1214bがその主星の前を通る瞬間をハッブル宇宙望遠鏡で観測し、惑星大気を通過してきた主星の光からその組成を分析した。赤外線は可視光より薄い大気の透過率が高いため、ハッブル宇宙望遠鏡の観測は濃い水蒸気の大気と薄い大気とを区別するのに有用だである。
GJ 1214bのスペクトル分析では、多くの波長域で輝線や吸収線が見られなかった。この観測結果ともっとも一致する大気モデルは、濃い水蒸気の大気がある場合だ。「今回の観測は、『濃い大気』説に有利な材料となるものです」(Berta氏)。
質量とサイズから計算した惑星の密度は、1cm3あたりたった2gであった。水の密度は1g/cm3、地球の平均密度は5.5g/cm3である。GJ 1214bは地球よりも水の割合が多い、もしくは岩石が少なく、全く異なる内部構造を持つことがわかる。
「この高温高圧の環境では『熱い氷』や『超流動の水』のような、地球では考えられないような珍しい物質も作られるかもしれません」(Berta氏)。